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1月8日(水)のオープンキャンパスにて、有限会社ウニコの代表である林 圭一氏をお招きし、ゲーム業界についての特別講演を実施しました。
講演では業界の現況や、ゲーム開発に対する林 圭一氏の思いなどを伺うことが出来ました。
有限会社ウニコ 代表 林 圭一氏

林代表 プロフィール

ゲーム開発は初代PlayStationから歴代のゲームハードを経験しており、グラフィックデザイン業務は一通り手掛けました。主にアートディレクターおよびディレクターとして、数多くのプロジェクトを担当してきました。
最近では、ゲーム開発者のための働きやすい環境づくりや教育支援、さらには次世代の開発者育成に力を注いでいます。

有限会社ウニコ様 紹介

開発タイトル

有限会社ウニコ 代表 林 圭一氏 ゲーム系特別講演

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■ゲーム業界の現況は?

ゲーム市場のリアルな話!
 ゲーム市場の規模は拡大しており、規模そのものも大きい!
 一方で、毎年膨大な数の新作がリリースされており、よくプレイされているのは既存の有名タイトルが多い状況も見受けられます。

専門家が集結し、楽しさを創り出す!
 ゲーム開発では、プログラム、グラフィック、企画、サウンドなど、各分野の担当者が専門知識を持ち寄って、人を楽しませる作品を生み出しています。

人気の高いゲーム業界!
 現在も、ゲーム業界は注目を集めています。大手企業から中小企業まで高い倍率が見られますが、ゲーム業界への関心は年々高まり、志願者が増加傾向にあります。
■ゲーム業界に入ったきかっけ
「ゲーム業界に入ったのは、もともとゲームをするのが好きだったため。当時は、ゲーム制作を学べる学校が少なく、手探りで模索しながらゲーム業界に入った。」と、業界に足を踏み入れたきっかけを紹介していただきました。
■ゲーム業界の魅力
ゲームを作る仕事では、人に喜んでもらうことや楽しんでもらうことを日々感じられるのが魅力。また、制作を通じて新しい知識を得られることも楽しく、人生が豊かになるきっかけだと語っていました。

有限会社ウニコの活動について

ゲーム開発のスタイル

サンプル画像1
有限会社ウニコでは、現在約40名のスタッフが在籍し、同時に11タイトルのゲームを制作しているそうです。1つのタイトルにつき、2~3人の小規模チームで作業を進めるスタイルを採用しており、業界全体でも多くなってきているとの事でした。

開発スタイルの理由

サンプル画像2
1つのタイトルに集中しすぎると、新しい技術を吸収するタイミングを逃してしまう可能性があるとの事。刺激を受けながら新しいアイデアを育むのも、複数タイトルを制作するメリットの一つだと挙げていました。

会社設立20年を経て

サンプル画像2
コロナ禍を経験し、「ゲーム業界は変化が激しい分野。軸足をしっかりと持ちながらも、さまざまな方向に展開できるものを用意できると良い。そのためには、学校でしっかりと身につけた基礎的な技術をもとに、新しいものを作り出すことが大切。」だと語っていました。

質問タイム

Q.ゲーム開発は違う分野でも生かされているそうですが…

色々な事例を教えてください!

参加者
参加者

A.ゲームの技術や要素を取り入れたものが多いです。

例えば、車のカーナビやキャラクターが登場する健康アプリがあります。また、違う業界の技術データをゲーム開発に応用できないかなど、ビジネス的な提案を受けることもあります。
ゲームの持つエンターテインメント性が、こうした分野で思いつきやすいためではないでしょうか。

林 圭一氏
林 圭一氏

Q.ゲーム開発で使用するゲーム制作ソフトについて

タイトル(ゲーム作品)によって、異なるのでしょうか?

参加者
参加者

A.異なる場合があります!

当社では「Unreal Engine」を使用することが多いです。最近ではスマホ向けゲームにも取り入れる動きが進んでいます。
ただし、いくつかゲーム制作ソフトはありますが、特定のものだけを学べば良いというわけでもありません。

林 圭一氏
林 圭一氏

Q.ゲーム制作の依頼は誰が受けているのですか?

社員が個人で持ち込んでいるのでしょうか。

参加者
参加者

A.主に僕が依頼を受けます!

当社では専任の営業担当を置いていません。
社員とも相談しながら検討し、担当者の得意分野などを重視して進めています。自分が「得意」と思うことと、他者から「得意」と見られることにギャップがある場合もあるため、そのバランスを考慮するよう心がけています。

林 圭一氏
林 圭一氏

Q.ゲーム業界に入ったきっかけについて、もう少し詳しく聞きたいです!

また、高校生へのアドバイスがあれば教えてください。

参加者
参加者

A.いざ入社すると…

先輩たちが未知のものを作ろうと奮闘している姿を見て、「手探りの中で、答えがいくつもある」というゲーム業界の面白さを感じました。そしてほぼ毎日会社で作業をしていましたが、その時期は毎日が新しい挑戦で、自分の成長を実感できることが楽しかったです。
現代では働き方も変化しており、限られた時間でどう効果的に開発を進めるのかが大切になってくるのではないかと思います。

林 圭一氏
林 圭一氏

Q.著作権や版権で問題が起きることはありますか?

版権等で揉めて、作品が没になったりだとかは…

参加者
参加者

A.大きなトラブルが発生することはほとんどありません。

原作の著作権や版権は製作委員会が管理しており、制作は事前の許可を得た上で進めています。
制作物は監修を通して承認されたものだけが世に出ていくという流れになってます。

林 圭一氏
林 圭一氏

Q.有限会社ウニコが求める人材像は?

就職活動の参考に教えてください!

参加者
参加者

A.ゲーム制作の基礎的な知識や技術を持っている人が望ましいです。

また面接時には、趣味や興味に強いこだわりを持っている人は、口下手でもいいから伝えてほしいです。こだわりに対して深く知識を掘り下げた経験がある人は、ゲーム制作においてもタイトルのテーマに関する深い知識を得ることができると考えています。
また、資格取得については、能力を測る一つの指標としています。

現在の若い人たちは、しっかりしている人が多い印象です。しかし、独自性をあまり表現しない人も多く、空気の変化にも敏感です。ゲーム業界では、時にはその個性を表現してほしい場面もあります。それが新たな面白さやアイデアのヒントになることもあるからです。自分の変わっている部分をうまく表現し、周囲にしっかり伝わるようにすることが大切です。

林 圭一氏
林 圭一氏

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